土曜日の昼下がり、土砂降りの雨の中、娘からの緊急コール!
「子猫が轢かれてる!まだ生きていそう!レスキューに来て!」
慌てて現場に急行して、そのまま病院へ。
幸い出血はなかったけど、下半身はまったく動かず、骨が折れてるかなという素人見立て。
診断の結果は、左足の骨折、背中を打った時にどこか神経をやっちゃったかもという下半身麻痺。
皮膚病の影響なのか、脱毛症状。
それより衝撃だったのは、レントゲン写真で、胃や腸に砂や石が一杯で、肝心の骨が映らなかったこと!
この子は、いったいどんな風に生きてきたかと思うと、やるせない気持ちでいっぱいになりました。
先生からは、今日明日が山場だろう、それを乗り越えれば治療する方法は色々あるからと励まされ帰宅しました。
自宅に戻り、暖かい寝床を用意して、さて今晩をどう乗り越えるか見守りながら相談していたら、二、三回鳴いたと思ったら
急に動かなくなってしまいました。
冷たい雨の中で息絶えるよりも、鎮痛剤を打ってもらい、暖かな布団の上で逝けたこの子は、最後の最後で幸せだったよと
自分達を納得させ、最後を看取りました。
我が家の猫史上最短の5時間余りのうち猫でしたが、NIKE(ギリシャ神話の勝利の女神)と名付けました。
こんなに悲しい猫ちゃん、動物が一頭でも少なくなるように、頑張らねばと改めて感じた週末の午後でした。