まよママさん、まよパパさんの「ともにゃち100人プロジェクト」で猫にゃんズを応援して頂くことになり、ご寄付も増えてまいりました。
発足1年目で、会計のやり方も試行錯誤しているため、収支報告は期末(3月末)に実施することに決めてありましたが、皆様からのご支援が増えてまいりましたので、現時点での台所事情をまとめてみました。
私たちはシェルターがある訳ではなく、複数の預かりボランティアが分散して世話をしています。
本来であれば、保護猫活動のために購入するフードや砂代、水道光熱費、交通費、ケージ・捕獲器などの備品やなんかは、独立して精算する必要がありますが、ボランティア自身で飼っているペットの生活費、そして人間の生活費と厳密に分けれない経費もあり、ある程度は概算となることをご承知おきください。
下記金額は、一番多くの猫を面倒みてもらっている高森町のT亭をモデルに、一定期間の支出を月平均したものです。T亭では現在約30頭の世話をしてもらっています。
<概算支出>
項. 目 | 概算金額 | 備. 考 |
フード、砂代 | 150,000 | |
予防医療費 | 45,000 | ワクチン、レボリューション |
治療代 | 35,000 | 具合の悪くなった場合の治療代 |
経費 | 20,000 | 光熱費、ガソリン代、砂処分費 |
合計 | 250,000 |
<概算収入>
猫にゃんズの猫は出入りが激しいため、11月末までのご寄付、募金、マルシェ売上、避妊・去勢手術の手数料などを月割りで算出しました。
まず11月末までに132頭を保護し、92頭を譲渡しました。月平均で11頭預かり、7.7頭を譲渡したことになります。(このまま行くと増えるばかりで終わりが見えないんですが…..)
この月平均をベースに収入を計算します。猫にゃんズでは預かり時と譲渡時に原則5,000円を頂いています。
項. 目 | 金. 額 | 備考 |
預かり金 | 55,000 | 1頭5,000円×11頭(月平均預かり数) |
譲渡金 | 89,320 | 譲渡金は(1頭5,000円+ワクチン2回分6,600円)×7,7頭(月平均譲渡数) 里親さんには譲渡金+医療費をお願いしていますが、体調が思わしくない子猫の 場合は医療費が嵩みます。これまでの最高はあんずがかかってしまった膿胸という病気の治療で、手術・入院費用が173,028円というケースもあります。(この時は緊急で募金を募り、短期間で169,000円が集まり、無事処置できました!) このような医療費全部を里親さんにご負担頂く訳にいきませんので、個別に相談して決めています。 今回の試算では、ワクチン2回分の費用は頂けるものとして計算しています。 |
寄付金 | 34,535 | 1年間で414,414円のご寄付を頂きましたので、その月平均の金額です。 |
物販・手数料 | 6,630 | マルシェ、3回の手術手数料で合計79,559円の月平均の金額です。 |
合計 | 185,485 |
この支出と収入の差額64,515円がT亭の月平均持出分になります。
あくまでも平均ですので、多い月も少ない月もあります。その他の預かりボランティアさんも頭数が少ないだけで、持ち出しで対応している状況に変わりはありません。また保護期間が長くなっても譲渡金は同じ金額を頂いていますので、長ければ長いほど生活費がかかることになります。
正会員、賛助会員さんから集める会費は、定期的に支払われるものではありませんので、猫たちが少しでも快適に過ごせるような備品購入、チラシ・パンフレットなどの広報費に利用するものとして上記の計算には含めていません。
活動を始める時に、持ち出しになるのはある程度覚悟していましたが、皆さんの温かい心使いで、負担がだいぶ軽減されてきました。息切れせず長く活動できるよう日々考えていきたいと思います。
本当にありがとうございます。
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