2月23日(日)、飯田駅前の結いスクエアで開催されたイベントに参加しました。
当日は高校生が勉強する周りで、いろいろな団体が猫に関する相談や、里親探し、猫用品のバザーなどいろいろな催し物が行われていました。音楽ライブやリニア新幹線の資料展示など、盛りだくさん。
そしてメインは、にじのはしスペイクリニックの高橋先生による「野良猫に困らない社会を目指して」という講演会でした。
地域猫に関する講演でしたが、飯田市市民協働環境部の主催だけあって、市内の町内会長さんたちがたくさん参加しており、色々と質問をしていました。しかし地域猫という言葉をあまり耳にされていない方も多く、例えば多頭飼育になってしまった状況に対し、「本人とボランティア団体さんがやるのは…..」というニュアンスで話されている方もいました。
多頭飼育状態になった方も地域住民の一人ですから、その状態になる前に対処してもらうのが大前提です。計らずもなってしまった場合は、地域の問題として住民の皆さんで考えてもらい、ボランティアはそのお手伝いをさせてもらうというスタンスが基本かなと感じました。
しんけん先生や高橋先生にTNRをしてもらい、無益な繁殖をしない処置をして、エサやトイレを管理して短い生涯を地域で見守り、数年をかけて自然減を待ってもらう。それが地域猫活動かなと思います。
また最近問い合わせが多いのが、高齢の方がお亡くなりになり、残された飼い猫をどうしたらいいかという問い合わせです。子猫を預かるのが原則なので、基本はお断りしています。それに対する妙案も現状ではないとのお話もいただきました。
終生飼育してくれる施設もあるみたいですが、高額な費用がかかると聞いています。遺族の方も相手が生き物だけに苦慮されていることはわかりますが、かといって預かれないジレンマを抱えながら、相談を受けています。
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